Sunday, January 29, 2006

「近づきたいんだ、君に」~CMと映画の甘い関係を願う~

ソルジャー教育も無事かわし、穏やかな日曜日。
ドラマの視聴率とか、1月観た映画とかそれなりに書きたいことも
あるんだけど、今日はなんとなく石川寛監督のことを書こう。

まずは石川監督の最新作、明治製菓手作りチョコレート「前に出るんだ編」
を観ましょう。

この石川寛監督の最新映画「好きだ、」が2/25より公開となる。
好きだ、

もちろん、本業はあくまでCMディレクターだ。

石川監督の代表作は「マシェリ(高橋マリ子、黒澤優)」
「キリンレモン(ともさかりえ)」「爽健美茶(本上まなみ)」
などがあり、最近は「旭硝子、硝子のストーリー(HARU)」
「明治製菓手作りチョコレート(宮崎あおい)」などがある。
CMの特徴はストーリー性が高く、モノローグが使われる事が多い。
美しい日常を切り取っていくことで、そこから商品イメージの向上
に繋げていく。

CMディレクターが監督をやるのは近年珍しいことではない。
むしろ新しい監督が出てきたら、CM監督でしたなんてぐらいの
数の多さだ。

CMディレクターが映画監督する場合、それは鬱屈を晴らすがごとき
作品となりがちである。CMディレクターが映画を撮る理由は
15秒、30秒で表現できないことをやる!というイメージが強い
だろうが、実際は商業主義から離れた作品を作りたい!が実態
であったりする。それは大衆性の排除であり、具体的には絶対にCM
ではできない残虐さとか、強烈な下品さだとか、そういうものに
走ってしまうことも多々ある。
当然そういうものはストーリー性が薄いものになってしまうことも多い。

中にはCMディレクターとしての特性を映画に見事に反映させられる
監督もいる。「下妻物語」の中島哲也監督はその代表例だろう。
CMではコンマ何秒の世界でカット割りを決めていく。15秒、30秒の
尺に全てを完璧に収めるのだから、これは当然のことだ。
映画で同じ事をやれば、とんでもない時間と労力がかかってしまうが、
中島監督は可能な限りこの作業を映画で行おうとしていた。
1シーン1シーンのカットの絶妙な切り方はこの作品の肝であり、
一時も飽きさせない。

さて、石川寛監督のことを書くとかいって、全然書かないまま
ここまできたわけだけど、石川監督は既に映画を撮っている。
2002年に公開された「tokyo.sora」だ。

tokyo.sora

東京の空の下で展開される6人の女性達の群像劇。
日常をうまく切り取り、柔らかいタッチでフィルムに落とし込む。
石川寛監督がこの映画でやった最大のことは、ダイアローグを
全く作らなかったことだった。大まかなプロットは当然あったが、
脚本は実質なしという常識やぶりの手法だった。
自然でやわらかなタッチで、日常を切り出すCMを得意としてきた
監督が、それでもどこまでいってもカッチリとした作りものである
CMから、映画の中でリアルを目指したように、僕には見えた。

そして今回2作目となる「好きだ、」が公開される。
今回は脚本もちゃんとあるらしい。
美しい日常を切り取ることには、抜群の上手さを発揮してきた
石川監督が、それらを紡ぎ合わせて、さらに大きな美しい
物語を作り出す。そういうものになっていることを僕は期待してる。

行定勲監督など、映画監督からCMへという流れも出てきているし、
映画とCMの密な関係は、日本の映像文化をより押し上げる
要素を大いに持っている。映画とTVドラマも交流しているが、
今のところ質という意味では圧倒的にCMとの交流の方に期待している。
現在のこだわりがあまりにも欠如しているTVドラマでは、
のっぺりした商業映画を作るのが限界だと思うから。

とまあ、真面目な方向でこのエントリーを締めようとしているが、
本音は宮崎あおいにいい加減当たり映画をクレ!という
単なる叫びだったりする。

最後にもう一度、、明治製菓手作りチョコレート「前に出るんだ編」
を観て終わっておく。

アミューズCQNに行って「好きだ、」の前売り券を買うと、
石川寛監督CM作品集DVDがついてくる。
上記の宮崎あおいのCM、硝子のストーリー、懐かしい黒澤優のマシェリ
などが収録されており、かなり良い。数に限りがあるらしいので、
興味のある方はお早めに・・・

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Friday, December 31, 2004

軽く2004締め

本当はここで今年のドラマ、邦画、CMのまとめ話をする予定ではあったんですけど
当然の如く時間がなくてですね・・・・・年明けに持ち越しです(笑)
一応軽くやってつないどきます。

ドラマは今年を代表するドラマは何?とか聞かれると凄く困る。
ある意味「プライド」「東京湾景」なんじゃないかなとは思うけど、
どっちも出来はひどい(笑)つまりそういう年だったんだと思う。
リメイク&とりあえずそれなりに名のしれた原作チョイスが
主流になった年だけど、内容的に健闘していたのは実は
完全オリジナルの作品とか、誰も知らないような原作をドラマ化
した作品ばっかりであったというのは特筆すべきことだと。
まあそれはまた別の機会に・・・

結局数字を取ったのは単発SPばっかりといった感じ。
連ドラを見続ける体力も視聴者にないし、それに耐えうるだけの出来を
期待できない現状なのだから当然は当然。
宣伝も単発の方が力入れやすいしね。「弟」なんかはそれの良い例だったかなと。
「弟」は地獄行きの列車とやらには、お前が乗るんだな!&ニトログリセリンで
時代遅れっぷりをいかんなく発揮しまくった石原プロを救ったという意味でも
大きかったし・・・・まあそれもまた別の機会に・・・・

邦画は僕が邦画を中心に見始めるようになってから過去最高の大豊作だった。
「下妻物語」「イノセンス」「花とアリス」「マインドゲーム」
「お父さんのバックドロップ」「スウィングガールズ」「きょうのできごと」
「東京原発」「深呼吸の必要」などなどパッと思いつくだけでも、
これだけ良かったと思える作品が出てくる。
作品としてはどうかと思うけど、興行的にヒットした作品が多数でたし、
来年もこの調子を維持して頑張って欲しいと切に願う。

CMは松浦亜弥、上戸彩、長谷川京子が本数ではかなりのもんだった。
そして三者ともやり尽くした感がある。ここに来年割ってはいれそうなのは
第一生命、ポッキーの石原さとみ、ゼクシィでブレイク、現在マックスファクター
の加藤ローサ、ミスド、OCNの相武紗季あたりだろうか。
NTT東の長澤まさみ、フジフィルムの堀北真希、リハウスガール夏帆あたり
も保険で押さえつつ、来年の展望ということで。


それぞれのもうちょっと詳細に年明け書きたい。書けるといいなぁ・・・

年明け忙しくて、書けなかった時の為に年明けの注目SPドラマだけ
書いておくと、2004年はほとんど出てこなかった岡田准一が
SPドラマ「大化改新」「冬の運動会」「タイガー&ドラゴン」で三連投。
映画「東京タワー」も1月公開になるし、ジャニ俳優の中では一番期待
しているので、頑張って欲しい。

それではまた来年。

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Sunday, July 11, 2004

Oh~!Yeah~!Yes!Yes!!

久々に一日空いたので、ドラマのビデオたっぷり見て、ランニング。
最近ランニングさぼり気味で体力衰えっぱなし。
これくらい涼しければ、毎日走れるのに。

ドラマの方はビデオの山から適当に手に取ったら
「メイビー!」とか連発するドラマを引き当ててしまった。
ドラマの感想については別項で。

ドラマを見ていて気になったのはCM。
3ヶ月前のビデオなので、CMが今とはもう全然違う。
中でも一番気になったのは、今やエロCMのトップを走る
あのハーバルエッセンスの古いCM。

たぶんハーバルエッセンスのCMで知名度が出てきたのは、
飛行機の中verだと思うけど、実は前からエロCMは流していた。
インパクト全然ないから、やっていたことすらこれ見るまで知らなかったけど。
古いverの内容は「Uhhh!」とか「Ahhh!」とか声の演出は全くと
言っていいほど同じなんだけど、まだ思い切りが足らない感じ。
決定的に違うのは、シチュエーションが風呂場だってこと。

シャンプーのCMと言えば風呂場で泡を見せるとか、
髪の仕上がりの良さをアピールするのがほとんど。
飛行機の中verはそういう点でインパクトがあったんだろうなと。
見せ方って大事だなぁとあらためて学習した。

ちなみに僕はこのCM嫌いです(笑)

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