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Sunday, January 29, 2006

「近づきたいんだ、君に」~CMと映画の甘い関係を願う~

ソルジャー教育も無事かわし、穏やかな日曜日。
ドラマの視聴率とか、1月観た映画とかそれなりに書きたいことも
あるんだけど、今日はなんとなく石川寛監督のことを書こう。

まずは石川監督の最新作、明治製菓手作りチョコレート「前に出るんだ編」
を観ましょう。

この石川寛監督の最新映画「好きだ、」が2/25より公開となる。
好きだ、

もちろん、本業はあくまでCMディレクターだ。

石川監督の代表作は「マシェリ(高橋マリ子、黒澤優)」
「キリンレモン(ともさかりえ)」「爽健美茶(本上まなみ)」
などがあり、最近は「旭硝子、硝子のストーリー(HARU)」
「明治製菓手作りチョコレート(宮崎あおい)」などがある。
CMの特徴はストーリー性が高く、モノローグが使われる事が多い。
美しい日常を切り取っていくことで、そこから商品イメージの向上
に繋げていく。

CMディレクターが監督をやるのは近年珍しいことではない。
むしろ新しい監督が出てきたら、CM監督でしたなんてぐらいの
数の多さだ。

CMディレクターが映画監督する場合、それは鬱屈を晴らすがごとき
作品となりがちである。CMディレクターが映画を撮る理由は
15秒、30秒で表現できないことをやる!というイメージが強い
だろうが、実際は商業主義から離れた作品を作りたい!が実態
であったりする。それは大衆性の排除であり、具体的には絶対にCM
ではできない残虐さとか、強烈な下品さだとか、そういうものに
走ってしまうことも多々ある。
当然そういうものはストーリー性が薄いものになってしまうことも多い。

中にはCMディレクターとしての特性を映画に見事に反映させられる
監督もいる。「下妻物語」の中島哲也監督はその代表例だろう。
CMではコンマ何秒の世界でカット割りを決めていく。15秒、30秒の
尺に全てを完璧に収めるのだから、これは当然のことだ。
映画で同じ事をやれば、とんでもない時間と労力がかかってしまうが、
中島監督は可能な限りこの作業を映画で行おうとしていた。
1シーン1シーンのカットの絶妙な切り方はこの作品の肝であり、
一時も飽きさせない。

さて、石川寛監督のことを書くとかいって、全然書かないまま
ここまできたわけだけど、石川監督は既に映画を撮っている。
2002年に公開された「tokyo.sora」だ。

tokyo.sora

東京の空の下で展開される6人の女性達の群像劇。
日常をうまく切り取り、柔らかいタッチでフィルムに落とし込む。
石川寛監督がこの映画でやった最大のことは、ダイアローグを
全く作らなかったことだった。大まかなプロットは当然あったが、
脚本は実質なしという常識やぶりの手法だった。
自然でやわらかなタッチで、日常を切り出すCMを得意としてきた
監督が、それでもどこまでいってもカッチリとした作りものである
CMから、映画の中でリアルを目指したように、僕には見えた。

そして今回2作目となる「好きだ、」が公開される。
今回は脚本もちゃんとあるらしい。
美しい日常を切り取ることには、抜群の上手さを発揮してきた
石川監督が、それらを紡ぎ合わせて、さらに大きな美しい
物語を作り出す。そういうものになっていることを僕は期待してる。

行定勲監督など、映画監督からCMへという流れも出てきているし、
映画とCMの密な関係は、日本の映像文化をより押し上げる
要素を大いに持っている。映画とTVドラマも交流しているが、
今のところ質という意味では圧倒的にCMとの交流の方に期待している。
現在のこだわりがあまりにも欠如しているTVドラマでは、
のっぺりした商業映画を作るのが限界だと思うから。

とまあ、真面目な方向でこのエントリーを締めようとしているが、
本音は宮崎あおいにいい加減当たり映画をクレ!という
単なる叫びだったりする。

最後にもう一度、、明治製菓手作りチョコレート「前に出るんだ編」
を観て終わっておく。

アミューズCQNに行って「好きだ、」の前売り券を買うと、
石川寛監督CM作品集DVDがついてくる。
上記の宮崎あおいのCM、硝子のストーリー、懐かしい黒澤優のマシェリ
などが収録されており、かなり良い。数に限りがあるらしいので、
興味のある方はお早めに・・・

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Thursday, January 19, 2006

新ドラマ『ガチバカ』1/19~

やっとラストか。TVドラマまだまだ多すぎ。

●TBS 木曜22時『ガチバカ!』

期待度  ★★(あまりにも平凡)

キャスト/高橋克典、井上和香、沢村一樹、手越祐也、増田貴久、黒川智花、小泉孝太郎、滝沢沙織、虻川美穂子、KABA.ちゃん、斉藤慶太、石田卓也、橋爪遼、高部あい、渡辺夏菜、石渡吏奈、渡辺哲、北村総一朗
脚本/旺季志ずか(アットホーム・ダッド)、楠野一郎
演出/松田礼人
プロデュース/貴島誠一郎、橋本孝


【ドラマの出来・・・・・出来云々以前の問題かも】

終わってる学校に型破りな教師がやってきて再生。
「GTO」、「ごくせん」などなど確かにこの題材は数字が取れる題材ですけど、
工夫がまるで感じられない。教師の生い立ちとかの設定とかもう少しひねろうよ。
確かに去年だけで「ドラゴン桜」「女王の教室」「ごくせん」と大ヒットジャンル
ではありましたけど、どれも今までにない学園教師ドラマとしての個性を放って
いたからヒットしたわけで、別に学園教師ドラマだから流行ったわけじゃない。
この辺のあまりの思慮の無さにTBSってダメよねって思わざるを得ない。
特にダメなのが高橋克典がその教師役だということ。タイプとしては教師役
の比重が大きいタイプの教師学園ドラマなのに、意外性の感じられない
このキャストは本当に面白みがない。
あとはせめてドラマとしての完成度だけでも高めて欲しいところ。
個人的には、しゅうをあんなに慕っていた舞子が、高校いったら教師に
かみつく生徒になってしまったという裏設定で楽しむぐらいしか・・・。
あと、「疾走」に出てるジャニ新株手越君がどんなものなのかも視察。
それぐらいしか今のところは興味もてる部分がないや。

【視聴率・・・・・数字を取れる要素が見あたらない】

確かに去年は特に教師モノが大ヒットしたし、過去を観ても「GTO」
だとか「伝説の教師」だとか、教師モノというのは定番の高視聴率ドラマ
ではあります。そうではあるんですが、高視聴率を取ったものはどれも
今までにない型破りな教師像とか、意外性のある教師役キャスト、
時代性を反映したテーマなど、新しい要素が必ず付与されてました。
「ごくせん」だってひょろひょろの仲間が強く、しかも極道の娘だから
いいのだし、「ドラゴン桜」は東大の価値観を崩すから面白いのだし、
「女王の教室」も現行の教育制度への問題提起があったから良かった
わけだし。
そういった要素が今のところ特に見あたらないこのドラマでは、
ハッキリ言って視聴率は見込めないでしょう。
11%前後で終わるんじゃないかと思います。

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Tuesday, January 17, 2006

新ドラマ『神はサイコロを振らない』1/18~

●日本テレビ 水曜22時『神はサイコロを振らない』

期待度  ★★★☆(過度な期待だとは思うが)

キャスト/小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、成海璃子、市川実和子、尾美としのり、升毅、ベンガル、矢沢心、中村友也、佐々木麻緒、明星真由美、片桐仁、小清水一揮、大川栄子、丸山智己、石橋祐、大杉漣、岸部一徳
原作/大石英司「神はサイコロを振らない」
脚本/水橋文美江(みんな昔は子供だった。、光とともに、ビギナー、しあわせのシッポ)
演出/佐藤東弥、南雲聖一
プロデュース/櫨山裕子、内山雅博


【ドラマの出来・・・・・キャスティングは確実】

はっきりいって過度な期待です。
「すいか」を思い出させるキャスティングだけど、脚本、演出、プロデューサー
など主要スタッフのほとんどは「すいか」のスタッフではない。
それでも期待度が上位になってしまったのは、今クールがそれだけ手薄な
ラインナップであるということ。相対的に観て期待しているのレベル。

とはいえ主要スタッフは昨年の日テレヒット作に関わってきた人ばかり。
そうしたスタッフがこの素材から何を生み出せるのか?という点で、
非常に興味があるわけです。


【視聴率・・・・・そんなもんはどーでもいい】

日テレはもちろん去年以上の視聴率を狙っているだろう。
ただ、ずっと高い視聴率を取り続けるというのは実際は無理な話。
時には視聴率を狙わないドラマを作り、視聴率を取るドラマを
作るための下地を作るということも必要なこと。
去年の日テレが好調だったのは、ここ数年他局よりそうした下地作りの
挑戦的なドラマが多かったことにある。
このドラマに関しても視聴率は良くて12%、下手すれば10%を切る
こともあるだろう。でも、他に発見があればそれで十分だと僕は思ってる。

ただ、もしドラマの出来が良かった場合は、後半視聴率が伸びてきて欲しい。
そういう状態が起きてこないと、TVドラマの傾向は本質的には変わってこない
と思うから。

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Sunday, January 15, 2006

『輪舞曲-ロンド-』初回を観て呆れる

予想を軽く上回る駄作というか・・・
あまりのTBSの浅はかさに本当に失望した。

前のエントリーでもちょっと書いたけど、予想通り「インファナル・アフェア」
をパクっていた。しかし流石TBS様。予想をはるかに上回るモロパクリ。
観ていてこれ訴えられるんじゃないの?っていうぐらいの見事なまでの
パクりっぷり。潜入捜査官とか、潜入マフィアとかの設定ぐらいだけならまだ
なんとか誤魔化せなくもなかったけど、ロケ地の選び方とか、音楽の入れ方、
使っているギミックまで一緒なのには呆れた。
ハリウッドでさえリメイク権買って、リメイクしてるのに・・・
流石にこれは問題になるかもしれないので、ある意味注目。

「インファナル・アフェア」はここ数年の中で観た外国映画では
かなりお気に入りの作品。外国映画でDVD買ったのもこれだけ。
それくらい好きな映画なので、本当にむかついた。
パクるのも腹立たしいんだけど、それに輪をかけて品質まで
悪いとなるともうね・・・

まず演出がとてもとてもお安い。
安っぽいCG、安っぽいカット割り、がちゃがちゃと画面をかき回すだけで、
はっきりいってただ観にくいだけの無意味なエフェクトの多いこと多いこと。
「逃亡者」の時と基本同じ演出手法をとっているんだけど、さらに五月蠅く
なった感じで、本当に鬱陶しいことこの上なかった。

さらにキャストも予想通りの微妙さ。チェ・ジウにちっとも華が感じられない。
竹野内豊もなんか下手になったんじゃない?ぐらいの台詞回し。
もこみちがまともに見えるぐらい、全体レベルが押し下げられている。
ベテランの演技もやたら軽く見えるし、この辺は演出の安っぽさが
大いに影響している。画面をとりあえず暗くしとけばいいとか、実に稚拙。

さらにさらに脚本もひどい。途中まではまあ普通かなあぐらいだったが、
台詞は浅くて短絡的、展開もご都合主義を多用しすぎ。
全く行動原理がわからないまま話が進んでいく不愉快さったらなかった。

TBSは本当にもうダメなのかもしれない。制作力が低すぎる。
まだ観てない「白夜行」だけはなんだか良いらしいという評判を
聞いているので、それだけが最後の望み。


それにしても、本当に酷かった。

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新ドラマ『輪舞曲-ロンド-』1/15~

オンエアギリギリであげてみたり。
もちろん、単純に書いてなかっただけなんですが、
その程度のどーでも良さです。


●TBS 日曜21時『輪舞曲-ロンド-』

期待度  ★☆(今更感たっぷり)

キャスト/チェ・ジウ、竹野内豊、木村佳乃、佐藤隆太、速水もこみち、市川由衣、シン・ヒョンジュン、イ・ジョンヒョン、石橋凌、風吹ジュン、塩見三省、岡本麗、ウエンツ英士、ベッキー、ムッシュかまやつ、森下千里、橋爪功、杉浦直樹
脚本/渡邊睦月(逃亡者、ケータイ刑事銭形泪)
演出/平野俊一、生野慈朗、山室大輔
プロデュース/植田博樹、吉野有子、Chung Tae Won


【ドラマの出来・・・・・今更韓流?】

僕は竹野内豊、木村佳乃は比較的好きな役者だし、
脚本の渡邊睦月は江口洋介版「逃亡者」のセカンドライターなので、
その経験が今回のドラマで生かされて欲しいなとは思ってる。

しかし、設定、あらすじを読む限りでは。迷作「二千年の恋」を彷彿とさせて、
すげー嫌な予感がするし、「インファナル・アフェア」の影響を受けている
んだろうなってのが即わかる感じも嫌だ。
何かに影響を受けるのは当たり前のことだから、全く問題ないんだけど、
そういう要素の寄せ集めをうまく処理して、まとめられるセンスとかが、
感じられないのが今のTBSドラマ。
このタイミングで韓流を武器にしてみたりするセンスとか、
タイトルのセンスとか、いろんな点で安っぽさがにじみ出る。

素材をうまく生かせない。去年TBSが低迷した最大の原因である。
ドラマのTBSと言われてきたその実力を取り戻す、そのキッカケだけでも、
このドラマが見せてくれることを祈るばかりである。


【視聴率・・・・・今更韓流?】

別に韓流を否定するわけではないけど、TBSが欲しがっている視聴率の観点から
言えば、マジ遅い。電車男より遅いんだから、時機を逸しているのは明らかだろう。
もちろんブームの真っ直中でチェ・ジウをキャストすることは難しかっただろうが、
そんなことは視聴者には関係ない。
まあ、そもそもチェ・ジウ自体の人気が微妙っていう点の方を考える方が先だったかも
しれないが・・・。

そして、ここのところの日曜21時枠の大不調っぷりも影を落とす。
昨年放送の「Mの悲劇」「あいくるしい」「いま、会いにゆきます」「恋の時間」の
平均視聴率はどれも13%以下。TBS日曜ドラマの伝統もへったくれも
ないぐらい低迷しているのである。特に「いま、会いにゆきます」の失敗は
映画→ドラマの流れの中で視聴率を狙いにきて外してるし、「恋の時間」の
企画、キャスティングの凡庸さはあまりにも酷すぎて、この枠自体への
視聴者の信頼感はだいぶ低下してしまったのではないかと考える。

今更チェ・ジウ、日韓合作ぐらいでは視聴者も踊らされることもないだろう。
14%ぐらい取れれば良い方じゃないだろうか。枠のポテンシャルを考えると
悲しいぐらい低い数字だけど。

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Saturday, January 14, 2006

新ドラマ『氷壁』1/14~

●NHK 土曜22時『氷壁』

期待度  ★★★☆(骨太ドラマ枠、NHKにしかできないドラマを・・・)

キャスト/玉木宏、鶴田真由、山本太郎、武田真治、吹石一恵、高橋克実、伊武雅刀、吉行和子、石坂浩二
原作/井上靖「氷壁」
脚本/前川洋一(高原へいらっしゃい、麻婆豆腐の女房、女子アナ。)
演出/長沖渉、土屋勝裕
プロデュース/佐野元彦、青木信也


【ドラマの出来・・・・・重厚であるということ】

原作は井上靖の「氷壁」。分厚い小説である。
民放でも一昨年あたりにこうした重厚な作品を多数ドラマ化する動きがあった。
しかしそこにはどうしてもトレンディ色が滲み出てしまっていた。
民放はキャスト面での影響も大きいし、どんなに暗いドラマを作っても、
合間にはノーテンキなCMが流れてしまうし、撮影手法に軽さが出てしまうことが多い。
だからこそ、重みが必要なドラマはNHKが最適なのだ。
過去いくつかのNHKの単発のドラマで、この手の作品を観てきた経験からそう思う。
先日放送された「クライマーズ・ハイ」も決して内容の優れたドラマではなかったが、
それでもNHKであることによって、必要十分なだけの重厚感は備わっていた。
今回もドラマの出来としては予測がたてづらいが、この手のドラマに求められる最大の
要素は重みである。それを演出できるというだけで、この枠には価値があるし、
よりいっそうの価値が出てきて欲しいと思う。


【視聴率・・・・・新スタート枠なので、正直難しいが・・・】

前番組である「サタデースポーツ」は11%前後は取っていたので、それくらいは
欲しいところなのかもしれないが、そこまで取れるかは疑問。
しかし、そんなことはどうでも良い。大事なのはNHKにしか作れないドラマを
作り続けることだ。視聴率を求めるな!とまでは言わないが、少なくとも
長期的視点で、この枠のドラマには取り組んでもらいたいものである。

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Friday, January 13, 2006

新ドラマ『喰いタン』1/14~

●日本テレビ 土曜21時『喰いタン』

期待度  ★★☆(去年作り上げてきた新しい土21の流れは何処へ?)

キャスト/東山紀之、森田剛、京野ことみ、市川実日子、須賀健太、佐野史郎、伊東四朗
原作/寺沢大介「喰いタン」
脚本/伴一彦(恋する京都、サイコドクター、レッツ・ゴー!永田町)
演出/中島悟
プロデュース/次屋尚、山本由緒


【ドラマの出来・・・・・ん、息切れ?】

去年のドラマの中心に君臨していた枠、それは間違いなく土曜21時だった。
「ごくせん」が年間最高視聴率、話題性では「女王の教室」、最後は「野ブタ」で
修二と彰が大ブレイク。「瑠璃の島」も無名の成海璃子を起用し、なかなかの
評価を得た。僕でもケチを付けられないぐらいの結果を残したのが土曜21時
だったのだ。
っで2006年はいったい何を仕掛けてくるんだ?と期待していたところに
きたのが「喰いタン」とかいうマンガ原作の探偵モノ。
ハッキリ言ってどういう意図でこの題材なのかはさっぱりわからない。
とはいえ、伴脚本は安定性があるし、特段危険な人材がキャストされている
わけでもない。日テレドラマ常連の市川実日子や、次なるステップへ踏み出した
京野ことみなど、キャストもそれなりに見どころがある。つまり、ドラマの出来としては
期待できないという風でもない。

ただ、去年のキレキレぶりを考えると物足りない。ただただ物足りないのである。
一昨年より前に繰り広げられていた、ただのジャニ枠に戻ってしまった感が
どうしても拭いきれない。

【視聴率・・・・・昨年底上げした貯金でなんとか】

キャストで数字を強力に引っ張れる人間がいないので、苦戦は必至。
一昨年の水準よりはあがるとはいえ、12%前後で落ち着くと思われる。
冒険しなくちゃ日テレのドラマじゃないよ、全く。

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Thursday, January 12, 2006

新ドラマ『時効警察』1/13~

●テレビ朝日 金曜23時『時効警察』

期待度  ★★★☆(三木聡、ケラリーノ・サンドロビッチら映画、舞台人がTVドラマに参入、興味津々)

キャスト/オダギリジョー、麻生久美子、豊原功補、ふせえり、緋田康人、江口のりこ、光石研、岩松了
脚本/三木聡、ケラリーノ・サンドロビッチ、岩松了、塚本連平、園子温
演出/三木聡、ケラリーノ・サンドロビッチ、岩松了、塚本連平、園子温
プロデュース/黒田徹也、横地郁英


【ドラマの出来・・・・・キャストも映画勢で固められ、従来路線とは一線を画す】

5人の異色の監督が揃って、一つの連続ドラマを作り上げる。

三木聡はバラエティ脚本家から映画監督になっており、昨年は「イン・ザ・プール」
「亀は意外と速く泳ぐ」などが公開。ケラリーノ・サンドロビッチは言わずと知れた
舞台で演出脚本を多く手掛ける売れっ子。「1980」という80年代を題材にした
POPな映画を制作している(僕は好きな作品じゃないけど)。
岩松了も舞台演出家。竹中直人監督の「東京日和」の脚本を担当するなど、
映画でも活躍。園子温は昨年「夢の中へ」「奇妙なサーカス」とマニアックな
映画が公開された映画監督。塚本連平はこの中では唯一TVドラマ出身だが、
「着信アリ2」「ゴーストシャウト」などの映画も監督として手掛けている。

つまり近年の単館系邦画に関わっている人物や、舞台人を集めて、TVドラマを
作っちゃおうという企画なのである。
こういう企画で真っ先に思い浮かぶのは「私立探偵濱マイク」だが、あそこまで
メジャーな監督が今回は揃っているわけではない。しかしそれぞれかなりの個性が
あり、TVの枠で放送できるのか?ぐらいマイノリティな作品を作っている人も含む
なので、この監督達がミステリーという枠組み、オダギリジョー、麻生久美子という
素材でどのようなドラマを作るのかは、非常に興味がある。

【視聴率・・・・・期待薄】

オダギリ、麻生がTVドラマで、しかも金曜23時などという深夜枠で観られるとは
思わなかった。内容もマニアックで濃い作品になるとは思うので、ファンさえ
つけばそれなりの視聴率にはなりそう。只野仁のようなエロパワーはないので
11%ぐらい取れれば、この枠としては成功の部類だろう。

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新ドラマ『夜王~YAOH~』1/13~

●TBS 金曜22時『夜王~YAOH~』

期待度  ★★(単発SPでも並以下の出来だったのに、何故に連ドラ化?)

キャスト/松岡昌宏、北村一輝、香里奈、要潤、石垣佑磨、須賀貴匡、青木伸輔、忍成修吾、岩佐真悠子、小川奈那、中島史恵、荒川良々、佐藤二朗、矢島健一、内藤剛志、かたせ梨乃
原作/倉科遼、井上紀良「夜王~YAOH~」
脚本/いずみ吉紘(人にやさしく、バスストップ)
演出/酒井聖博
プロデュース/加藤章一

【ドラマの出来・・・・・SPとは脚本家が変更】

脚本はSPでは高橋ナツコであったが、今回はいずみ吉紘に変更。
いずみ吉紘は元々フジのヤングシナリオ出身であるにもかかわらず、
去年などはほとんどフジで書いていない。他局に活躍の場を広げたのか
それとも・・・・。とりあえず人にやさしくなどは視聴率を取るには取ったが、
ドラマとしての出来は疑問が残った。全体的にプロットが甘い印象の
脚本家であると僕は思っているので、(最もこれは栗原美和子Pの影響
も大きいと思われる)今回は原作アリでどれくらいの力を発揮できるのか
注目している。
あとは主演のTOKIO松岡次第だが、この間の「風林火山」を観るかぎり
では、大きな芸風の成長は観られなかったので、過去の松岡ドラマ
レベルに留まるのではないかと思われる。

【視聴率・・・・・全く期待できない】

とりあえず昨年5月に放送された単発SPは12.4%だったということ。
単発SPドラマはTV局としては数字が取れるジャンル。
ハッキリいって15%以下の単発SPドラマは、局としても成功とは
言えないだろう。つまり「夜王」を連ドラ化するというのは、かなり
疑問が残るやり方ということである。
ここ最近「のだめ事件」など、原作探しでグダグダ感が漂う同局なだけに、
このドラマも渋々か?などと勘ぐりたくもなる。

さらにTOKIO松岡主演のドラマ自体が数字を取れていないという
事実もある。2003年の「マンハッタンラブストーリー」が7.2%、
2004年の「ナースマンがゆく」が9.7%と、連ドラでは2作品連続
平均10%切りををしてしまっている。
ハッキリ言って松岡主演で数字を取るのは極めて困難であると
考えられる。昨年は「3年B組金八先生」「タイガー&ドラゴン」
「ドラゴン桜」「花より男子」と質も視聴率も好調だった同枠だが、
年初で躓きそうな予感たっぷりである。直前の「花より男子」が
好調であったことを考慮しても12%が良いところ、現実的には
10~11%程度で落ち着くと予想する。

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Wednesday, January 11, 2006

「西遊記」初回29.2%&新ドラ期待度ランキング

●「西遊記」初回29.2%獲得

さてここまで6本の新ドラマを予想してみたんだけど・・・

今回1月クールなのになんか地味すぎ。
1月クールは野球もないから例年各局豪華というのが当たり前だったのだが、
どうも野球そのものが消滅の危機に瀕していることなども影響してるのか、
もはやそういった考え方自体が消滅しつつあるのかもしれない。
確かに去年の終盤は各局の連続ドラマへの意欲は旺盛で、
実際に例年に比べ数字もとっていた。また、各局が特番シーズンの単発ドラマに
非常に力を入れ始めていることも、1月クールが派手さを欠く大きな要因に
なっていると考えられる。

しかし、そんな中「西遊記」が予想を遥かに上回る29.2%という
高視聴率をたたき出した。SMAPホリデー構成、特にキムタクは
やはり掴みとしては最高クラスの効果があったかも。流石この辺は
事前にキムタクの出演情報を流し、盛り上げておくフジテレビは上手い。
珍しく生で見ていて、開始早々キムタクがいきなり画面に出てきた時は、
僕的にはいきなり”あーあ感”が思いっきり漂ったんだがw

ただドラマの出来の方は、その最初のキムタクとのアクションシーンも
全然迫力がなかったし、その後の展開も香取慎吾の孫悟空が初回にもかかわらず、
既に一辺倒で面白みがなく、唯一の見どころは無駄にキレの良い内村沙悟浄
といういまいちな内容。29%も取っているのだから、ひょっとしたら内容も
世間的には満足なのかもしれないが、2回目の視聴率がどれだけ下がって
しまうのか・・・・今からある意味楽しみ。

●新ドラマ期待度ランキング

オリコン発表の今クールの新ドラマ期待度ランキング

比較的順当なランキングには感じられるが、「喰いタン」とか「ガチバカ!」とかが
見事に圏外なのが笑える。この通りいったならば、昨日の「アンフェア」も
意外と高視聴率になる可能性大?うーん・・・

ちなみに僕の期待度は

 1.神はサイコロを振らない
 2.氷壁
 3.西遊記
 4.時効警察
 5.白夜行
 6.喰いタン
 7.Ns’あおい
 8.小早川伸木の恋
 9.ガチバカ!
10.松本清張 けものみち
11.アンフェア
12.夜王~YAOH~
13.輪舞曲-ロンド-

上位が見事にシラネーヨって声が聞こえてきそうなラインナップ・・・
特にシラネーヨって言われそうな「氷壁」は土曜22時にNHKが参入してきて
始まる新ドラマ枠の第1作なので、話題性としては一番注目してるドラマ。

●ついでに「巧妙が辻」初回

オリコン期待度でも10位にギリギリランクインだったし、
初回19.8%は正直やってしまった感あり。上川にも題材にも派手さがないし、
仲間もそこまでの人気ではないことが浮き彫りに。
まあ去年の「義経」の終盤があまりにひどかったのも影響しているのかもw
せっかく骨太な大河へと回帰しつつあるだけに、もう少し辛抱強い制作を
して欲しいものだが、すっかり視聴率視聴率言ってるからなあNHK様は・・・
誰も視聴率取ってくれなんてお願いしてないっつうの。

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新ドラマ『小早川伸木の恋』1/12~

●フジテレビ 木曜22時『小早川伸木の恋』

期待度  ★★☆(時代は柴門ドラマをまだ求めているのか?)

キャスト/唐沢寿明、藤木直人、片瀬那奈、大泉洋、紺野まひる、勝村政信、市毛良枝、谷原章介、古谷一行
原作/柴門ふみ「小早川伸木の恋」
脚本/武藤将吾(電車男)
演出/武内英樹
プロデュース/喜多麗子、古屋建自

【ドラマの出来・・・・・やたら堅実】

柴門ふみ原作ドラマは比較的堅実だ。
原作自体がはじめから心情描写などの書き込みが細かい為、
映像に落とし込むことが比較的簡単であることがその理由として
あげられる。今回は「電車男」で健闘をみせた若手、武藤将吾
の脚本であるし、内容には特に不安は感じられない。

キャストも不安を感じさせるキャストが少なく、これといって
つっこみどころがない。それなりの柴門ドラマに仕上がることだろう。

【視聴率・・・・・約4年ぶりの柴門ふみ原作ドラマ】

柴門ふみ、これほどTVドラマ原作にされた漫画家はいないのではないか。
毎年のようにドラマ化され、「東京ラブストーリー」「あすなろ白書」は確かに
一時代を築いたし、その後の作品では、30、40代の男女を主役にした作品に
シフトして、高視聴率を獲得したドラマもいくつかある。
そして今回「九龍で会いましょう」以来4年ぶりのドラマ化。
何故コンスタントに続いていたドラマ化が止まったのかというと、それは
あまりにドラマ化しすぎて原作がなくなったのが、一番大きいのかもしれないが、
もはや使い古された感も多分にあると考えられる。

あとは唐沢、藤木、谷原あたりの3人でどれだけ女性視聴者を引っ張り込めるか
にかかっているわけだが・・・・・どうなんですかね。ここら辺は僕には
さっぱりわからん。13%いけば良い方ぐらいの感触なんだけど。

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新ドラマ『松本清張 けものみち』1/12~

●テレビ朝日 木曜21時『松本清張 けものみち』

期待度  ★★(米倉涼子は昔に比べれば良くなったが・・・)

キャスト/米倉涼子、仲村トオル、若村麻由美、上原美佐、田丸麻紀、前川泰之、吹越満、田中哲司、網浜直子、吉川史樹、東ちづる、平幹二朗、佐藤浩市
原作/松本清張「けものみち」
脚本/寺田敏雄(小さな運転士 最後の夢、笑顔の法則、DOUBLE SCORE)
演出/松田秀知
プロデュース/内山聖子

【ドラマの出来・・・・・キャストは堅実?、やはり脚本に不安】

黒革の手帳は確かに緊張感のある中々見応えのある作品であったと思う。
視聴者のニーズに応えるドロドロ感が神山由美子の脚本などで、うまく
出せたことが勝因だろう。
寺田敏雄は、ミステリーもいくつか経験している脚本家ではあるが、
今回のような悪女をいかにうまく演出できるかが鍵を握るような、
つまり強い女性を描いていく作品はあまり観ない。
この手作品はやはり女性脚本家が得意にしているものであって、
この点は今回不安点としてあげられる。

キャストは平幹二朗、佐藤浩市、吹越満など悪さは十分。
女優陣も若村麻由美、東ちづるあたりも相当悪そうなので、キャスティング
は申し分ないと思う。あえていうならやっぱり米倉涼子は不安だw

【視聴率・・・・・松本清張の冠番組は手堅いが】

前作「黒革の手帳」も同枠で15%を獲得。前クールの「熟年離婚」も19%越えと
流れも良いので、数字も十分期待できると思う。
しかし、いかんせんドラマの出来がそこまで期待できないし、「白夜行」が
意外と取りそうで、視聴者層もかぶり気味。14%前後取れれば良い方か。

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新ドラマ『白夜行』1/12~

●TBS 木曜21時『白夜行』

期待度  ★★★(セカチューチーム、大外しはないように見えるが・・・)

キャスト/山田孝之、綾瀬はるか、渡部篤郎、柏原崇、田中幸太朗、小出恵介、田中圭、泉澤祐希、福田麻由子、西田尚美、奥貫薫、大塚ちひろ、塩谷瞬、平田満、麻生祐未、余貴美子、八千草薫、武田鉄矢
原作/東野圭吾「白夜行」
脚本/森下佳子(瑠璃の島、世界の中心で、愛をさけぶ、東京庭付き一戸建て)
演出/那須田淳、石井康晴
プロデュース/石丸彰彦、平川雄一朗


【ドラマの出来・・・・・森下佳子の脚本とブラック金八の違和感】

森下佳子が参加した脚本はここ2作品では確かに安定性があったが、瑠璃の島は
複数の脚本家によるものであったし、世界の中心でも映画化の後であり、そうそうたる顔ぶれ
の人間が潤色として加わっていた。
今回どのようなスタイルで森下佳子が脚本を仕上げるのかはわからないが、
過信はできない。「白夜行」がやたら分厚い小説であること、その描写スタイルが
主人公二人のまわりの人物の視点のみで、描かれていることなどもドラマ化に
あたって脚本家の力量が問われるだけに、森下佳子次第な部分は大きい。

あとは比較的悪者役をやる武田鉄矢。実はこの間の里見八犬伝で既にやっていて、
綾瀬をセクハラし倒していて・・・・これが意外に新鮮で悪そうな感じが良かったw
物語を盛り上げるキーマンなだけに、思う存分ブラック金八を発動させてもらいたい。

【視聴率・・・・・綾瀬はるか実は大人気だったりして】

相も変わらずTBSのバランスの悪いこと。これが視聴率取れなかったらどうするんだろ。
裏の「松本清張 けものみち」を侮ってはいけない。木21時は渡鬼層を掴むことが
鍵となることを考えると、楽観視はとてもできない。セカチューも成功イメージがあるが、
平均15.9%だったわけだし、15%ぐらい取れれば良い方なのかもしれない。
あとはすっかりTBSお抱え女優になった綾瀬はるか次第。最近周囲でも綾瀬結構
好きな人多いので、意外と人気。侮れない。

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Sunday, January 08, 2006

新ドラマ『アンフェア』1/10~

●フジテレビ火曜22時『アンフェア』

期待度  ★★(本格刑事モノはハイリスク、脚本が激しく心配)

キャスト/篠原涼子、瑛太、木村多江、加藤雅也、寺島進、香川照之、向井地美音、阿部サダヲ、濱田マリ、西島秀俊
原作/秦建日子「推理小説」
脚本/佐藤嗣麻子(恋におちたら~僕の成功の秘密~、YASHA)
演出/小林義則、高橋由之
プロデュース/吉條英希、稲田秀樹


【ドラマの出来・・・・・佐藤嗣麻子の脚本次第】

キャストは派手さはまるでないが、レベルは高め。
あとは脚本さえしっかりしたものが来れば、視聴率はともかくドラマとしては
良いものができる下地はある。
しかしその脚本はあまり期待できない。
そもそもこのドラマの原作は脚本家である秦建日子の小説である。
この小説がまずあまり評判がよくない。別にヒットしたわけでもない
評判が良くない小説が原作などとスタート地点からだいぶ厳しい。
そのうえこの小説のストーリーはドラマでは1/3程度のところで終わり、
その後の部分は佐藤嗣麻子のオリジナルになるらしい。
佐藤嗣麻子の脚本は原作付きの時はある程度計算できるが、
オリジナルとなると途端に怪しくなる。恋におちたらもかなり荒い脚本
だったと記憶している。ただでさえ綿密で穴のないストーリーが
要求される長編型の刑事モノなのだから、その不安はさらに大きくなる。
篠原涼子は確かにここ数作火曜、水曜の22時台で活躍してきた。
しかし、それもプロデューサーのディレクションの良さと、脚本のレベルに
よって確保されてきたものであり、今回ばかりは篠原涼子であっても
厳しいのではないかと予想する。


【視聴率・・・・・長編モノであるが故の厳しさ】

12%と予想。刑事モノで長編となると、よほど話題性がない限り
終盤にかけての視聴率の上昇は期待できない。
ただでさえ刑事モノは厳しい。同じ枠で2000年に放送された
「ショカツ」は13.0%、2001年の「ルーキー」は12.5%、
違う枠でも「ダブルスコア」10.6%、「刑事イチロー」5.2%
とあまり振るわない。

ただ普通の刑事モノと一線を画すような内容、例えば今回の作風ならば
「沙粧妙子最後の事件」ぐらいのサイコサスペンス要素、主人公のキャラの
濃さを押し出して行ければ、一転して15%越えなんてこともあるかも
しれないが、脚本も演出もそこまで期待できない。
主人公はかなり豪快な性格らしいんで、やれる要素はあるんだが・・・

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新ドラマ『Ns’あおい』1/10~

●フジテレビ火曜21時『Ns’あおい』

期待度  ★★☆(意外に手堅そう。でもちょっと地味すぎじゃない?)

キャスト/石原さとみ、柳葉敏郎、杉田かおる、八嶋智人、小山慶一郎、高橋ひとみ、小野武彦、佐戸井けん太、鈴木浩介、載寧龍二、加藤貴子、大村美樹、高樹マリア、六角精児、平賀雅臣、矢柴俊博、西村雅彦、片平なぎさ
原作/こしのりょう「Ns’あおい」
脚本/吉田智子(美女か野獣、整形美人、ファイヤーボーイズ)
演出/土方政人、都築淳一、石川淳一
プロデュース/小椋久雄、永井麗子


【ドラマの出来・・・・・無難そう、石原さとみにとっての試金石】
なんか新人ドジっ娘、簡単にいうならば何もないところで転ぶようなキャラの
ナース奮闘記だろうみたいに予想していたのだが、どうやらそんなことは
ないらしく、正義感溢れるやり手の3年目ナースらしい。
日本全土のドジっ娘萌えの皆様は、大いにがっかりされたことでしょう。
まあ、ドジっ娘石原さとみが観たい方は「H2」のDVDでドゾ。

原作の評判もよろしいし、ストーリー的には大ハズシはなさそう。
あとは石原さとみの演技力次第でしょう。
「義経」でやたらと持ち上げるマスコミが多かったが、演技が
うまかったか?と聞かれるとクビを傾げざるを得ない。
終盤は演出の黛りんたろう氏の好みも大いにあったと思われるが、
架空のキャラである上戸うつぼに完全にポジションを奪われるなど、
結構えぐいことをされていたので、ここらで奮起して欲しいところ。
去年の「H2」はぶっちゃけ市川由衣にさえ負けていたので、ここらで
マジ頑張れと言いたい。


【視聴率・・・・・石原さとみが数字持ってない予感】
13%を予想。これより下がったら石原さとみの人気がないんだなあと
解釈できるかと。
あんま関係ないけど、「てるてる家族」DVD化されないかなあ。
石原さとみ関連はとにかくそれに尽きる。

てるてる家族―連続テレビ小説 (総集編)

「てるてる家族」最後の出版物。ちょっとプレミア化。
総集編のDVDすら出ないからなあ・・・唄関係のライツはめんどくせーな、ホント。

そういうわけで「Ns’あおい」もお楽しみに

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新ドラマ『西遊記』1/9~

もう明日から西遊記はじまるらしいので、仕方なしにCX、KTVの4本を
いじっていきたいと思います。


●フジテレビ月曜21時『西遊記』

期待度  ★★★☆(挑戦に対する物珍しさが大半)

キャスト/香取慎吾、深津絵里、内村光良、伊藤淳史、水川あさみ、大倉孝二
脚本/坂元裕二(ラストクリスマス、愛し君へ、あなたの隣に誰かいる)
演出/澤田鎌作
プロデュース/鈴木吉弘


【ドラマの出来・・・・・はっきりいって予測不能】
僕が生まれる前の作品ですが、堺正章、夏目雅子の「西遊記」は再放送で
ほとんど見た。この印象が世間でもあまりに強すぎるため、その後に実は
唐沢&牧瀬、本木&宮沢りえなど、かなりの大物で連ドラ化されているにも
関わらず、未だに西遊記といえば夏目雅子の西遊記なのが実情。

ここに突っ込んでいこうというのだから、相変わらずフジテレビは無茶がお好き。
ちなみに上記の西遊記は全て日テレの制作ドラマですので、フジが西遊記に
本格的にチャレンジするのはこれが初めてではないかと思われる。

出来は香取慎吾次第。コメディ的な部分が鍵で、やはり唐沢やモックンでは
格好良すぎた孫悟空を、どこまでくだけさせられるか?
かといってコントになってもいけない。そこを制御するのが三蔵法師なんだが、
深津絵里が何処までできるのかも心配。深津絵里もコメディ慣れしてるし、
そういう意味を含んでのキャスティングなのだろうから、従来の三蔵法師とは
タイプも違うんだろうけど。まあ制御するのは演出であろうが、脚本であろうが、
誰であってもいいんだが、とにかくこのバランスを間違うと、ただのバカドラマ
扱いされて終わってしまうことだろう。

タイミングとして今「西遊記」をやるというのは、間違ってはいないと思うし、
とりあえずマンネリは打破してくれているので、僕としては楽しみがい
がありそうなドラマではある。


【視聴率・・・・・香取慎吾は意外と取れるはず】
初回は祝日、キムタクもゲストらしいので、20%越えは確実かな。
むしろ越えないときはかなりやばい。
平均視聴率は18~19ぐらいを予想。うまくいけば21~22ぐらいじゃないかなと。
ただ香取慎吾は何故か数字取れるからなあ。4年前の「人にやさしく」は
出来はどーでもいい感じだったのに、平均21.4%叩きだしたし。
ターゲット層も割り出しづらいし、とにかくどうなるかわからない。
終わってみたら凄いことになってるかもしれない意外性はある。
視聴率では今期最も注目される一本。

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Sunday, January 01, 2006

2005年のTVドラマを振り返る(1)

ブログ名をとりあえず「ととんとごぶさたしております easy type」へと一時変更。
”easy type”は心の名作FF4のeasy typeより拝借。
元の意味通りなら、もう少しわかりやすいエントリーをしていこうぜ!
ってなるんですけど、単にもう少しちゃっちゃと更新しましょうという戒め。
わかりやすくしようとかいうつもりは毛頭ないです。
元々人に読んでもらおうという意識が足りないし、それを目標にしてないし。
一時期はそういうの大事だよねなんて思っていたんだけど、こんだけ誰でも
ブログ書いてる時代だし、そういう素晴らしいブログが読みたい方は、そういう
ところに行かれるのがよろしいかと思います。

ああ、やっぱりいつも通り前置きが長い。
ちゃっちゃと、まずは2005年のTVドラマでも振り返りますか。
各地で2005年邦画総括が行われている中なんでドラマが先なのか
っていうと、やっぱ数字絡むから面倒くさいのよねw
今年は邦画もだいぶ数字絡んできちゃうのか・・・ああ、邦画でそんな時代が
到来するとは思わなんだよ。
邦画はまだ2005年公開分で見ようと思ってるの10本ぐらいあるし、
所謂得意の先送りです。


●2005年のTVドラマ界ってどうだったのよ?

一言でいって2005年のTVドラマ界っていうのは、
2004年の大再編(TVドラマ界のスリム化)を行ったのちの状態で、
これから何を生みだしていくのか?ということがテーマでした。

これでは僕の考えは全然わからないと思うので、2004年の
大再編から話をしなくてはなりますまい。

僕が”TVドラマ”という名詞を使う場合の”TVドラマ”の指す内容は
「21時~24時の間に放送されている民放の3ヶ月単位で
放送される連続ドラマ」を指します。一部例外として、テレ朝でやっている
相棒などの刑事モノや渡鬼など長期シリーズモノは除外してます。

2004年はこの対象としていた作品が年間47本と、2003年までの
年間56~58本程度の体制から、一気に減少したTVドラマ大再編の年
だったのです。

具体的には
2003年4月クールで CX系水曜21時枠終了(現在トリビアの泉)
2004年1月クールで NTV系月曜22時枠終了(現在アンテナ22)
              TBS水曜22時枠終了(現在世界バリバリ☆バリュー)
という内容で
民放4局のうち3局が平均視聴率10%以下の不良枠をカットして、
トレンディドラマバブルのツケの支払いと、視聴スタイルの変化への対応をして、
健全な体制へと移行しようしたわけです。
これによって全598話(2003年)から全500話(2004年)と連ドラの数は激減し、
不良枠カット効果によって、連ドラ全体の平均視聴率は11.5%→12.9%へと
改善しました。+1.4%のうち約0.7%がこの不良枠カット効果によるものでした。

ちなみに残りの0.7%はフジの大躍進。
カットした水曜21時枠以外の4つの枠の平均視聴率が1.9%も上昇しました。
長らく迷走していた月21が王道トレンディドラマ「ラストクリスマス」、いつもの
キムタク「プライド」投入によって回復。さらにKTV枠である火曜22時枠の
急成長(「僕と彼女と彼女の生きる道」「アットホーム・ダッド」など)。
この2つの要素で視聴率をがっつり稼いだことで、全体の年間視聴率を
0.7%押し上げたのです。

2004年ドラマの内容の傾向としては、リメイクブームが到来。
「白い巨塔」「砂の器」「人間の証明」の重厚なスケール感ドラマに、
「奥さまは魔女」「逃亡者」の海外ドラマリメイク、変わり種の「南くんの恋人」
なんてのもありました。
これに加えて、映画からのドラマ化が本格スタート。
「セカチュー」、「愛し君へ」、一応「ウォーターボーイズ2」。どれも軒並み高視聴率
を獲得し、これが2005年のドラマ界に大きな影響を及ぼしていることは、
さしてドラマを観ない人でもなんとなくわかると思います。

上記の2パターンも結局は保守傾向の塊でした。
ネタ探しのバリエーションを保守的に増やしただけ。
実際2004年は続編志向も顕著で、「僕と彼女と彼女の生きる道」
「警視庁鑑識班2004」「サラリーマン金太郎4」「スカイハイ2」「ホットマン2」
「大奥~第一章~」「3年B組金八先生」「ナースマンがゆく」「WB2」など
ここ数年では、続編の数は最高に達してます。


とまあここまでが2004年までの流れ。じゃあ2005年はどうだったのよ?
ってことになるわけですけど、それはまた明日。

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